
近年、犬を室内飼いする人が増えています。昔のように番犬として家畜飼いするのではなく、犬を家族の一員として捉える考えが浸透してきているためです。また、猛暑やゲリラ豪雨、激しい寒波など気候の変動が激しく、蚊やノミダニなどの虫に刺される可能性もあるため、外飼いには危険が伴います。安全快適に生活させてあげるためには、どの犬種であっても室内で飼うのが適切です。
外飼いに伴うリスク
気候

猛暑
日本では、90年代以降猛暑の夏が頻発しています。特に今年の夏は暑く、気温が40度近くに及ぶ日が頻発しました。市や県からは、外での運動は原則禁止という熱中症情報が出され、クーラーのついていない学校では休校になり、熱中症で運ばれる方が続出するなど、暑さに伴うニュースを毎日目にしました。
そして、そんな中でも、家の外に繋がれている犬を見かけることが度々ありました。犬にとっての快適温度は25度前後。人間と違い、汗による体温調節が足の裏でしかできず、熱を体内に溜めてしまいます。つまり、暑さに特に弱い動物です。
犬の真夏においての適温は、クーラーの温度設定25度程度。日陰であっても気温が35度を超える中、一日中外で過ごすのはかなり厳しい環境なのです。熱中症になる可能性は高く、暑い日が続くことにより体調を崩すこともあります。
豪雨
最近はゲリラ豪雨が頻発し、災害を引き起こすことも珍しくありません。多くの方が被害に遭われた豪雨災害の中で、外飼いの犬たちも被害にあっています。ゲリラ豪雨は急に起こるもの。予測は不可能です。
飼い主が外出しているとき、豪雨災害が起こるとどうなるでしょうか。犬小屋である程度の雨は凌げるでしょうが、万が一川の決壊などで水が来たら、繋がれた犬は逃げる事ができません。
また、雷が苦手な犬は多いもの。雷が鳴るとパニックになったり、体調を崩したりする犬もいるほどです。激しく鳴る雷と豪雨の中で、板一枚の犬小屋に入らせていたのでは、あんまりではないでしょうか。現代の日本は、外にいては身に危険を及ぼすような、異常気象が日常的に起こる気候になっているのです。
虫

暑く湿気のある日本の夏は、特に虫が発生しやすい気候。特に蚊は犬にとっても天敵です。フィラリアについては、検査や薬で対策をされている方がほとんどではあると思いますが、蚊は他にも様々な病気を媒介します。
また、外で生活させるとノミやダニが寄生する可能性も高く、そうなると犬は、血を吸われたり皮膚を痛め、不快な思いをしたりすることになります。ノミやダニは原虫などの寄生虫やウイルスを感染させる原因になり、命にかかわることもあります。必ず予防しましょう。
外には、他にも刺したり寄生したりする虫がたくさん。毒があるものもいます。近年ではヒアリのニュースも見られましたね。地方では大型動物が現れる場所もあるでしょう。外には、危険生物がたくさん生息しています。
衛生面

外飼いは室内飼いに比べて、衛生面で大いに劣ります。毎日小屋を隅々まで掃除していらっしゃいますか。
砂や埃は小屋に入りますし、土の中には菌がたくさん。犬は外で暮らしてきた動物とはいえ、不衛生な環境に強いわけではありません。汚れを落とすため、毎日のブラッシングやケアは必須ですが、外にいてはすぐにまた汚れが付着してしまいます。不衛生な状態が続くと、皮膚病にかかったり、小さな傷が悪化したりすることも。






